小さいことは大きい

些細なこと、すごく小さいこと、が実はとても大きな負荷がかかってる。

すごく久しぶりにトゲが刺さった。はじめは気が付かなくて、なんか少し痛い。
けど、靴下を脱ぐ、も一度履く、というのが面倒で、今やってることが優先で、 それで知らんぷりしていた。

でも薄くではあるけれど、少しの痛みというか違和感みたいなのが、その間もずっとある。
ずっと感じてるわけではないけど、なにかの拍子に出てくる。

で、夜になってお風呂の中で、足親指にささってるトゲを発見。
そりゃ痛いはずだ。あー、自分のやったことに反省。


さかむけとか口内炎とか、小さいことにみえることだけど、
ふとした時に、あっ痛っ、となるようなこと。
ちょっとした心配事、あれしなきゃってすぐできるようなことなのに気になってるのにやってないこと。
これがとても大きなトゲだとかすごく痛いとかならば、すぐになにかの手当てなりする。

けど小さなこと(と自分が思いこんでる)ってなぜかすぐに動かない。無意識に「これぐらい、大丈夫」とスルー。
こうゆうことって日常の中で起こりやすい。


ニュートラルなタッチやアクアフローティングのワークショップでも最初に必ず伝えることがある。
それは自分が心地いい環境、姿勢をつくること。
最大限に身体、体勢の寛ぎ、安全を自分で確保すること。
「まいっか、これぐらい」とやり過ごすと、それは必ずセッションに影響を与える。

自分の心地よさを見つけ、それを創ることは、土台。
普段、心地よさとか身体や感覚に意識を向けていないと、それを見つけることがとても難しい。


小さいこと、と思ってやり過ごしていることは、なにかを優先させているようにみえたり、効率がよいように思うかもしれないけど、実はそれが一番効率を悪くしてる。
その違和感に対する緊張のようなものにずーっとエネルギー(意識)が注がれているから。
小さな小さな穴から、すごく微量だけれども漏れているようなもの。
おしっこを我慢してるみたいな。

わたしがトゲをそうやって放っておいてる間、わたしの心地よさはない。
その間にやっていることのクオリティは寛いでいる時のそれとはやっぱりちがう。

だから面倒くさがらないってすごく大切。
小さなことにちゃんと目を向ける、これをするかしないかで人生は大きく変わるんだね。
小さきことに愛をそそぐ。



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