言葉にすること

ニュートラルなタッチというワークショップを定期的に開催しています。
以前はボディワーク講習会としていました。
名前は変わりましたが、マルガ、ギリ、スタジオウーヌスが伝えたい「なにか」は変わっていない、けど同時に変わりつづけてもいます。

その「なにか」を言葉にするのは毎回難しいと感じるのですが、今日はそれを表現できたらと。

これから書くことは(今こうやって書いている時点でなにが出てくるのかわからないけれど)、伝えたいことの一部であり、ある場所から見える側面であり、けれどもそこにはそのエッセンスが顕れていれば、いいなー。


前回のニュートラルなタッチで、ある質問が出ました。
「わたしは感じたことを言葉にするのがすごく苦手なのですが、言葉にすることは大事だと思いますか?」

これに対してどんなことが浮かんでくるのかはきっとそれぞれ異なるでしょう。
それぞれの答えはあるかもしれないけれど、その時の考えや感じ方も変化していきます。


今、あなたはどう感じているでしょう?




言葉にする。わたしには大きなテーマのひとつです。
言葉にすること、別の言い方をするなら、表現、コミュニケーション、伝える、といえるかもしれない。

感じたことを言葉にすると、感じたことのそのままが失われていく。
言葉にする時、わたしはいつもこの葛藤に出会う。
言葉にしないことで、その起こっていることのプロセスを最大限にサポートできる。
これはわたしが体験してきたことの事実で、すごく大切にしている。


わたしは今、表現アートというものを学び、シェアしています。
なぜわたしがこのワークをみんなと分かち合いたいと感じているのか。
それは表現というとてもシンプルで深く高く広大なものの、凄さパワフルさを体験しているから。

生きていることが表現そのもので、わたしたちのいのちはさまざまな表現を瞬間瞬間している。
呼吸だって声も感情も、生きてることの歓びも生きてることがつらいことさえ。

表現アートは分析をしないし、表現されたもの完成品をどうこうともしない。
プロセスこそが表現だから。 わたしたちの生も本来そうですよね?


悲しみという文字でカテゴライズされたものは、その感じる人によって異なる体験で、それはその媒体(人)のオリジナルの表現。悲しみを感じていくと喜びと呼ばれるものがわくこともある。


言葉にするというのは、ただ文字にして並べることじゃない。
文字という共通の記号を使って、わたしの、いのちの、いろいろなものを表している。
その記号の選び方もさまざまで、その選ぶことにどれだけのエネルギーを注いでいるかはそれぞれで。
だから、言葉というのは共通の記号のようにみえるかもしれないけど、それぞれの固有のものなんだ。

だから、言葉にするというのはとても面白くてものすごいプロセスだとおもう。



こうやって書いている時、どう表していいかわからなくて、書いてみてはなにかが合わないかんじがして、また別の文字を置いてみる。そしてそれを見る。それは今わたしが感じているなにかなのか。そしてまた感じて、表して・・。

そうやって言葉ができていく。言葉になっていく。
言葉は文字だけでできていない。感じることで言葉は育っていくし、言葉にすることは感性を育ててもいる。


うまくできてもうまくできなくても、それはわたしにはそれほど大切なことじゃない。
それより、伝えたい、表現したい、それは純粋な願い。
その願いを率直に表せたとき、わたしは満たされてる。





ニュートラルなタッチ@スタジオウーヌス
10月30日(土曜)、31日(日曜)開催します。


マルガの提供しているセッション
・path of lifeセッション
・サイキックマッサージ


予約・問い合わせはここから

ひとりの時間の必要性

ひとりが好き。ひとりの時間がないとむり。
今までそれはわたしにとってとても大切なことだった。
最優先すべきことのひとつ。確保しなければいけないもの。

ひとり静かに過ごす。好きなように。たまっていた緊張をほどきリラックスできる。
そんな時間、それがひとりの時間。 それは自分がバランスする時間。


ひとりの時間はこれからも大切にしていく。今こうやって書いている時間もすき。


けど、疑問が出てきた。
ひとりの時間になんでそこまでこだわるんだろうかと。
それを楽しむというより、こだわってる。

わたしの思い込みや関わることのパターンそんないろんなものが、ひとりの時間を求めてるのだろうなと。
もし、それらが溶けていったら。
ひとりの時間の必要性にわたしはこだわらないかもしれない。
独りあること、というのは周りに人がいるいないは関係ない。


最近、変化を感じてる。
友だちは少なくていい、本当に理解しあえる人が一人でもいればいい、
そんなふうにずっと思っていたし、実際にそうゆう関わり方をしてきたのだけど、
いろんな人たちと付き合ってみたいって思うようになった。
そしたら気づいたら周りに人がいる。
いや、そうじゃなくて、今までもいた人たちに今さらだけど気づくようになったんだ。そして新しい人たちとも出会うようになった。

わたしたちはひとりでは生きていけないと言うけれど、その意味がやっと解りだしてきたのかもしれない。


わたしはそれがうれしい。
理解しはじめたことも、好き嫌いだけの世界から出てきた自分も。
たのしい、おっかなびっくりですが。
これからも、みなさん、よろしくね。