夜中なのか朝方なのか、雷がなりひびいてた名古屋。大きな音で目が覚めて、しばらく音と振動を感じながら。死と生。特別に変わりない毎日を送ってるようにみえる日常で、どこかでだれかの大切なひとが死んで、同じ瞬間にもどこかでひとが産まれてる。
その命は待ち望まれてたものも、歓迎されずにきたものも、しあわせだったものも、うまくいかなかったものも、そのドラマから抜けると、その存在は愛されて望まれて必要だからこの世界にいた。それは間違えようがないらしい。
なんてわたしたちはかわいいかわいい愛しい存在なんやろう。
そういえば、父のお葬式の日もはじめ土砂降りで途中でからっと止んだんたった。
自分の中のなにかも死んで、深いところにいてそこから現れることを諦めなかったものが生まれてくるような気がした象徴的な雷、そして満月。